胃腸炎にはお茶がいい?飲み物によって薬の効果が変わる?
胃腸炎で何よりも肝心なのは水分補給です。
とくに症状が長引くと体内から急速に水分が失われ、最悪の場合は脱水症状に陥る危険性すらあります。
胃腸炎の治療中に最適な飲み物とそれぞれの効果の違いについて解説します。
【お茶はNG?胃腸炎を早く治す飲み物とその効果は?】
胃腸炎の治療で何よりも気をつけなくてはならないのは水分の摂り方です。
脱水症状を防ごうと水やお茶などの飲み物ばかりを飲みつづけていても塩分を適切に摂取したことにはなりません。
水やお茶などの飲み物は健康な時の水分補給には適していますが、病気の状態ではかえって脱水症状を助長してしまうこともあります。
とくに胃腸炎の場合は断続的な嘔吐や下痢によって水分とともに塩分まで体内から多量に失われてしまうため、お茶ではなく、市販のスポーツドリンクや経口補水液などで塩分も同時に補給するようにしましょう。
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【水分の摂り方も大事!胃腸炎の治療効果を最大限に高める飲み物は?】
お茶ではなく、スポーツドリンクや経口補水液が胃腸炎の治療に効果があるといっても、それらの飲み物をやみくもに摂取しただけではかえって嘔吐を誘発するなど逆効果になる場合もあります。
とくに子どもの場合は胃がまだ急激な刺激を受け入れられないため、胃腸炎の治療中に飲み物を大量に飲むとすぐに吐いてしまいます。
水分補給のタイミングは保護者が慎重に管理し、体重10kg未満の子どもの場合、1回あたり15mlの経口補水液を5分おきに少しずつ飲ませ、吐き気がなくなるまで水分量を調整するようにしましょう。
成人の場合であっても嘔吐や下痢を短時間に何度も繰り返すと脱水症状になりかねませんので、症状を自覚した段階でこまめな水分補給を心がけるようにしましょう。
子どもに対して薄めたスポーツドリンクを飲ませる場合があるようですが、それは逆効果であり、むしろ経口補水液などできっちりと塩分を補給させ、嫌がる場合はお茶などを飲ませたほうが治療効果が高まります。
胃腸炎は初期段階では症状がわかりにくくても、進行すると激しい下痢や嘔吐を繰り返す非常に恐ろしい病気です。
とくに脱水症状には注意する必要があり、お茶ではなく、経口補水液などで水分とともに塩分を適切に補給する必要があります。
お茶も日頃の水分補給には役立ちますが、利尿作用があるため、病気のケアには適さないとされています。
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